テレビアンテナの受信感度が悪くなった原因として考えられる700MHz帯の影響
2017/12/22
テレビの映りが悪い・映像が乱れるなどの症状
これまで普通に視聴できていたテレビ番組が、最近になって、テレビ画面の映像が乱れたり、アンテナ受信エラーが起こりやすくなったなどといったテレビの不調を心配されている方、もしかしたら、テレビの故障ではない可能性があるかもしれません。
今回紹介するのは、数年前より国が進めている「700MHz帯の周波数再編」の影響によって発生している障害の可能性が考えられます。
700MHz帯の周波数再編とは?
700MHz帯の周波数再編は、近年のスマートフォンの普及や携帯電話の利用の増加、地上デジタルテレビ放送完全移行などにより、利用できる帯域があふれてきたため、あらたに700MHz帯の周波数再編を行い、携帯電話事業者に割り当てる対策のことです。
ソフトバンク、NTTドコモ、KDDI、沖縄セルラーは、この再編により700MHz帯を割り振られる企業となります。
これにより各社が提供する通信サービスをより向上させることができるようになることが期待されています。
しかし、700MHz帯の周波数再編の影響により、一部の地域では、テレビの受信が出来なくなったり、映像が乱れてしまうといった症状が起こってしまう可能性があり、この影響を受ける人は少なくはありません。
「では、影響を受けた時はどうすればよいのか?」
700MHzの新しい電波の影響をうけた受信障害に関しては、先に紹介した帯域の割り振られる4社で設立した「一般社団法人700MHz利用推進協会」が無償で対応を行います。
もし影響を受けているようなら無料で回復作業が行うことができます
新しい電波の影響によりテレビの受信ができない、画面が乱れる場合は、「一般社団法人700MHz利用推進協会」に連絡をして回復作業を依頼しましょう。
依頼する際に気をつけたいのは、費用についてです。
700MHz利用推進協会では、回復作業による費用の請求は一切行いません。
また品物や機器を販売するようなこともありません。
もし、回復作業を行う際は、この点には十分に注意してください。
見ためがやや怪しいですが、案内チラシが入っている家庭はチラシで詳細をご確認ください。
実際に一般社団法人700MHz利用推進協会にお問い合わせする際は、公式サイトの方で確認することも可能です。
くれぐれも、費用を請求してくるような業者には騙されないように注意してくださいね。