自動お掃除機能付きエアコンでもお手入れ(クリーニング)が必要な理由とは
2018/07/25
各エアコンメーカーのテレビのCMでも大きくアピールされているエアコンの自動おそうじ機能。
エアコンといえば、使用する前にフィルターなどの掃除をするのが面倒というイメージが強かったですが、「自動お掃除機能」の登場により、掃除が不要で便利になったと思っている方も多いようです。
「本当に自動お掃除機能付きのエアコンは掃除不要なのか!?」
正直なところ、これまでシーズン毎にエアコンの掃除をしていた身からすると、あのホコリやしつこい汚れが機械だけで掃除出来るということを疑ってしまいます。
ということで、今回、自動お掃除機能搭載したエアコンについて詳しく調べてみました。
結局のところ、エアコンのクリーニングは必要という結論
まず最初に結論からいうと、「自動お掃除機能付きエアコンでも定期的にクリーニングを行う必要がある」ということがわかりました。
「えっ!?そうなの!?」と驚く方もいると思いますが、ざっくりいうと「自動お掃除機能」は「掃除が不要になる機能」ではなく、「掃除をサポートする(楽にする)機能」であるということ。
この結論に辿りつくのに、今回、調査対象はしたのは下記5メーカーのエアコンです。
・ダイキンのエアコン
【最上位モデルの公式ページへ】
・東芝のエアコン
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・日立のエアコン
【最上位モデルの公式ページへ】
・三菱電機のエアコン
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・富士通ゼネラルのエアコン
【最上位モデルの公式ページへ】
「理由が気になる」って方向けに、ここから詳しく説明していきますので、ぜひチェックしてください。
エアコンの自動おそうじ機能について
まず、エアコンの自動お掃除機能について知っておいた方がわかりやすいので説明しておくと、エアコンの「自動お掃除機能」は、モデルにより大きく3つの機能にわけることが出来ます。
- 【下位モデル】フィルターの自動お掃除機能
- 【中位モデル】フィルターの自動お掃除機能+抗菌熱交換機
- 【最上位モデル】フィルターの自動お掃除機能+熱交換機の自動お掃除機能
※熱交換器(下の写真を参考にしてください)・・・空気を冷やしたり温めたりする部品のこと
【下位モデル】フィルターの自動お掃除機能について
最近の機種にはほぼ搭載されているのが「フィルターの自動お掃除機能」です。
お手頃な価格で購入できる下位モデルに搭載されているお掃除機能は、「フィルターのみ掃除する機能」だけで、熱交換器のクリーニングは必要です。
そしてフィルターの掃除機能もシーズン中は不要というだけで、オフシーズン後の利用時(しばらく使用がなく再開する時)は掃除が必要という機種が多いです。
【中位モデル】フィルターの自動お掃除機能+抗菌熱交換器について
「フィルターの自動お掃除機能」に加えて、「抗菌熱交換器」が採用されているというのが中位モデルです。
「抗菌熱交換器って何!?」ってなりますよね。
普通の熱交換器は湿度が高くカビが繁殖しやすいけど、「抗菌熱交換器」の場合、抗菌効果があり、カビの繁殖を抑えることができるといったメリットがあります。
しかし、この「抗菌熱交換器」は、あくまでカビの繁殖を抑制するものでゼロにするものではないので、熱交換器のクリーニングは必要です。
【最上位モデル】フィルターの自動お掃除機能+熱交換器の自動お掃除機能について
最上位モデルの自動お掃除機能になると、下位・中位モデルにはなかった「熱交換器の自動お掃除機能」が搭載されているものが多いです。
「熱交換器の自動お掃除機能」については、メーカーにもよりますが、ほとんどの場合、「水を使って熱交換器を洗浄する」機能のことをいいます。
しかし「熱交換器の自動お掃除機能」が搭載されていても、汚れやカビをすべて洗い流せるものではない為、定期的なクリーニングは必要になってきます。
自動お掃除機能が付いていてもクリーニングは必要!
ここまで調査した結果、自動お掃除機能は、「エアコンの掃除をサポート(楽)にする」・「エアコンを汚れにくくする」といったもので、掃除をしなくていいという機能ではないということがはっきりしました。
やっぱりエアコンの定期的なクリーニングは必要ということです。
エアコンのクリーニングする目安は、専門業者に依頼するのであれば、2年に1回程度行っておけば大丈夫ということです。
ちなみにエアコンのクリーニング料金について調べてみたところ、あらたな事実を知ることになってので続けて紹介しておきます。
エアコンのクリーニング価格はお掃除機能のないモデルの方が安い!
エアコンのクリーニング価格を調べてみると、「自動お掃除機能の有無」でクリーニング価格が大きく違うことが判明!
しかも自動お掃除機能付きのクリーニング価格が、自動お掃除機能無しのエアコンより約2倍くらい高い価格設定になっているところが多くみられます。
クリーニング価格が高くなる理由は、お掃除機能のパーツ(部品)がある分、お掃除機能のないエアコンに比べてクリーニングに手間がかかるということ。
確かに、掃除するパーツも一緒にクリーニングしないといけないので、作業量が多くなるのは納得です。
ここまでいろいろ調べてみた結果、エアコンを綺麗な状態で使いたいなら、お掃除機能のないエアコンを購入して、毎年業者にクリーニングしてもらうのがベストというのが答えなような気がします。
自動お掃除機能を勘違いしていたならクリーニングすることをおすすめします!
自動お掃除機能付きエアコンを購入してクリーニング不要と勘違いしてましたという方、もしエアコンを購入して2年以上経っているなら、一度業者にクリーニングしてもらうことをおすすめします。
そのまま放置しているとホコリと汚れが溜まってしまい、エアコンの機能が低下してしまう恐れがあります。
さらに、最上位モデルのエアコンでセンサーを使って人を感知して風を送るような機能がある場合、クリーニングしていないと汚い風をピンポイントにうけることになるので、想像するとなんとなく嫌ですね。
早めにクリーニングして、毎日気持ちよくエアコンを使いましょう。
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