DVDにバックアップしていたデータが読めなくなるのを防ぐ方法
大事なデータが読めなくなるのを防ぐために知っておきたいDVDの保管方法
パソコンやスマートフォンの大切なデータのバックアップ。
バックアップにはCD、DVD、ブルーレイなど光ディスクや外付けハードディスクを使っている方が多いと思います。
特にDVDへのバックアップは、手軽に出来て保存できるデータ容量も大きいという理由からよく行われています。
しかし、DVDを使ったバックアップ、正しい方法で保管していないと数年後データが読み込めない状態になってしまう恐れがあります。
すでに昔バックアップに使っていたCDやDVDが読めなくなって困っているという方もいるのではないでしょうか!?
せっかくバックアップしていても使えない状態になってしまったら意味がありません。
そこで今回はDVDを使ってバックアップを行い際の注意点や覚えておくと役立つ情報を紹介。
DVDが読めなくなる状態にならないよう、しっかり対策しておくことをおすすめします。
DVDを保管する環境に注意!
DVDは保管している環境によって劣化しやすくなるので保管環境に注意してください。
- 光や熱
- 湿気
- ほこりや汚れ
- 傷
上記1~4はDVDの劣化を早める原因となります。
直射日光を受ける場所や熱くなりやすい場所は保管場所として適切ではありません。
また汚れや傷もDVDのデータが読めなくなる原因になります。
DVDが劣化するということは、読み込み時にエラーになる可能性が非常に高くなるということです。
DVDのデータが読み込めなくならないよう保管する環境には十分に気をつけてください。
大切なデータはちょっと高価なM-DISCにバックアップ
あまり知られていませんが、DVDには「普通のDVD」と「劣化しにくいM-DISC」といわれる2種類が存在します。
どちらもDVDには変わりないのですが、M-DISCの耐久性はおよそ1000年ともいわれており、バックアップに最適なディスクという位置づけです。
M-DISCは高価といわれていますが、CDや普通のDVDに比べて価格が高いということで、販売価格は1枚あたり300円~1,000円程度です。
もし、大事な思い出のデータや適切な環境で保管するのが難しい場合は、このM-DISCを使ってバックアップを行うことをおすすめします。
M-DISCの特徴
M-DISCの特徴は3つ
- 耐久性がある(寿命は約1000年といわれれいる)
- 熱や湿気に強い
- 傷や汚れに強い
DVDの弱点を補っているのがM-DISCになります。
M-DISC自体はDVDディスクの読み込みができるドライブであればデータにアクセスすることができます。
ただし、M-DISCへのデータ書き込みに関しては対応しているドライブである必要があるので、M-DISCを購入する前に、使っているドライブでM-DISCへの書き込みが行えるか確認しておくことをおすすめします。
まとめ
大切なデータのバックアップ、DVDに保管する場合は保管場所に注意することを忘れないようにしてください。
劣化が心配なら、M-DISCを使ってバックアップしておくことをおすすめします。
なお、DVDを保管する環境に注意していてもなんらかの原因でデータが読み込めなくなっている可能性があります。
しっかり保管している状況でも、2年に一度くらいは実際にDVDのデータが正常に読み込めるかどうか確認しておくといいでしょう。
その際、なんとなくデータに読み込みが遅かったり、異変を感じるようなら新しいDVDにバックアップを取り直すことをおすすめします。