空気清浄機と脱臭機の違いを比較
2018/05/26
実は用途がまったく異なる空気清浄器と脱臭機
空気清浄機も脱臭機も似たような家電というイメージが強いですが、その性能には大きな違いがあります。
空気清浄機と脱臭機の違いを簡単にいうと
- 空気清浄機はホコリやチリなどのハウスダストを取り除くもの
- 脱臭機はニオイを取り除くもの
脱臭機能が付いた空気清浄機もありますが、主な機能で区別するとその違いがわかりやすいです。
ここからは空気清浄機と脱臭機、それぞれの特徴と役割を詳しく説明します。
空気清浄機の機能と用途について
空気清浄機の主な機能は、「チリやホコリ、花粉など空気中に飛散しているものを取り除くこと」です。
空気清浄機が吸引した空気中のホコリや花粉は、空気清浄機内のフィルターを通して取り除かれ、綺麗な空気として空気清浄機外に吹き出します。
よく空気清浄機から出ている空気が汚れていると思っている人がいますが、これは逆です。
フィルターを通して綺麗になった空気が、空気清浄機から吹きだしています。
また最近は、空気清浄機に脱臭機能のついたものが増えてきました。
これは、空気清浄機に脱臭用のフィルターを備え付けたものです。
脱臭フィルターの質はよくなっていますが、タバコやペットなど臭いが強いものへの効果は弱いといわれています。
次に用途についてです。
空気清浄機は、ハウスダスト(ホコリや花粉など)を取り除くことがメインの役割なので、ハウスダストが気になる環境の改善に利用するのがベストです。
例えば、花粉症やアレルギー性鼻炎などの症状がある場合は、環境改善の手段としては脱臭機より空気清浄機が最適な選択となります。
脱臭機の機能と用途について
脱臭機の主な機能は、「ニオイのもとを分解または除去すること」です。
また脱臭機の場合、吸引タイプと放出タイプの2種類があることも覚えておくと役立ちます。
吸引タイプの脱臭機は、その場所で脱臭機が機能すると考えてください。
わかりやすくいうと、脱臭機周辺のニオイを除去するということです。
例えば、ゴミ箱周辺、ペットの寝床やトイレ、喫煙スペースなど、ピンポイントでニオイを撃破したい場合は、吸引タイプの脱臭機です。
放出タイプの脱臭機は、吸引タイプとは異なり、広い範囲に有効に機能することができます。
部屋全体のニオイや壁や天井についたニオイを取り除きたい場合は、放出タイプの脱臭機です。
日常生活の中で空気清浄機より脱臭機の方が有効な場面は、タバコやペットのニオイ対策、車内ニオイ対策といったものが挙げられます。
空気清浄機と脱臭機の価格相場について
家庭用の空気清浄機と脱臭機の価格相場に大きな差はありません。
ともに、1万円台~10万円の範囲で購入できるものがほとんどです。
ただし、脱臭機については、価格相場をはみ出した高価な機器も存在します。
その理由のひとつとして、脱臭機は、広範囲にわたりニオイの性質を分解するという特徴から、ホテルの部屋や飲食店、研究室など、常に空気をきれいな状態に保つことを利用目的として使われることが多いからです。
脱臭機はオゾンを使った機器が最も効果的といわれていますが、このオゾンは簡単に取り扱えるものではありません。(危険な物質である)
よってオゾンを取り扱う為の機器の品質は高性能であることが理想です。
品質を求めると、選択肢は国産製品(日本製)となり、品質、性能ともに認められた製品はやはり高額になってしまいます。
例えば、「オゾンクラスター1400」は高価な脱臭機の一例です。
「オゾンクラスター1400」は、一般家庭でも使える脱臭機です。
このクラスの脱臭機について、詳しく知りたい場合は、下記バナーから製品情報ページに移動することが出来ます。
高価ですが、amazonのアカウントで購入できることもあり、安心して購入することができます。
まとめ
「空気清浄機と脱臭機のどちらを選択すればいいのか!?」、目的にあわせて正しく選択すれば、効果を最大限に発揮することが出来ます。
特にタバコやペットのニオイについては、空気清浄機で取り除くのは、なかなか難しいです。
目的がタバコやペットのニオイ対策ということであれば、脱臭機を選択することをおすすめします。
しかし、目的が花粉やホコリ対策で、出来ればタバコやペットのニオイも一緒にという感じなら、タバコやペットのニオイに関しては妥協して空気清浄機を選択するという考え方もあります。
「1台で全部解決!」出来る機器はまだ存在しません。
空気清浄機と脱臭機をうまく配置して、良い環境をつくっている家庭も少なくはありません。
あなた自身の目的にあわせて最適な選択が出来るために、ここまでの情報を参考にしてください。