アイロンは低温なら大丈夫?衣類の表示とスチーム条件を確かめる
情報確認日:2026年10月22日
しわを取りたい服にアイロンを掛けようとして、「低温にしておけば大丈夫かな」と迷うことはありませんか。
温度だけでなく、アイロン自体を使えるか、スチームは使えるか、あて布の指定があるかも確認したいところです。服とアイロンの両方の説明を合わせてから準備しましょう。
タグでは温度より先に禁止を確認
衣類のタグにあるアイロンの形を探し、×が重なっていないかを見ます。禁止なら、低温に下げたり、あて布を足したりして使えると読み替えないでください。
消費者庁の取扱表示リーフレットは、表示が手入れの上限を表すと説明しています。許される温度を、必ずその温度まで熱くする指示と受け取らないようにします。
タグが薄い場合や、記号の一部が見えない場合は、スマホなどで拡大しても読み取れるかを確かめます。それでも判別できなければ、ブランド名・品番・素材表示を控えて販売元へ扱いを確認してください。
点の数だけを覚え、温度を決めつけない
2024年の消費者庁資料では、アイロン内の点が一つなら底面温度120℃まで、二つなら160℃まで、三つなら210℃までです。低温でスチームなしという条件の記号もあります。
一方、2016年に導入された表示についての消費者庁の当時の資料では、上限は110℃・150℃・200℃でした。
手元の古い服を、新しい図の数値へ自動で読み替えてよいわけではありません。古い表示や区別しにくい記号は、該当する公式の図とタグの付記を照合し、分からなければ衣類の販売元へ確認します。
たとえば古い表示の点一つを110℃として扱う服に、新しい表だけを見て120℃を選ぶ、といった取り違えを避けたいところです。購入年だけで規格を断定する必要もありません。
衣類の条件をアイロンの設定へ結び付ける
- タグでアイロンの可否を確認します。
- 温度の上限と、スチームを使えない条件がないかを確認します。
- 「あて布使用」など、記号の近くの文章も読みます。
- アイロンの説明書で、低・中・高などの設定がどの温度条件に対応するか確認します。
- 衣類と機械の条件を両方満たす設定・準備を選びます。
スチームの可否を温度設定だけで決めないことがポイントです。「あて布を使うから温度を上げてよい」という判断もしません。
あて布使用の意味は、消費者庁のリーフレットでも、薄手の布で覆った上から掛ける方法として説明されています。あて布が他の禁止を解除する道具になるわけではありません。
対応する設定が分からなければ、掛ける前に確認
機械側の低温設定が衣類の上限を満たすか分からない場合、試しに長時間当てて判断しないでください。衣類の品番・タグの写真とアイロンの型番を用意し、それぞれの販売元やメーカーに確認します。
洗濯や乾燥も行う服なら、その可否はアイロンの記号とは別です。一連の手入れを始める前に、タグ全体の条件を見ておきましょう。