分譲マンションの壁に壁掛けテレビを設置する際の注意点
2018/10/16
有機ELテレビの登場や液晶テレビのスリム化(軽量化)をきっかけにテレビを壁掛けする家庭が増えて、最近ではテレビを購入する際に「壁掛けできること」を条件に挙げる人も増えているみたいです。
以前に比べると設置器具の種類も充実し、簡単に設置できるようになったというのも、テレビの壁掛けの人気を後押ししています。
しかし一方で、テレビの壁掛けについて設置を諦めた人が多いのも事実です。
「何故、壁掛けテレビの設置を諦めたのか!?」
諦めた理由として特に多いのが、「分譲マンションの壁の問題」のようです。
私もテレビを壁掛けすることに憧れ、一度は設置を考えましたが、この問題がどうしても解決できなくて、結局諦めるという状況となりました。
「何故、分譲マンションで壁掛けテレビを設置できないのか!?」
その理由についてまとめてみました。
分譲マンションの壁について
分譲マンションの場合、壁は大きく2つの種類に分けることができます。
- 専有部分の壁
- 共用部分の壁
専有部分の壁とは?
分譲マンションの専有部分の壁は、所有権が持ち主(自分)にあることを示しています。
マンションの場合、壁や床、天井に囲まれた居住区域が専有部分となり、その中にある壁は専有部分の壁といわれます。
もう少し細かくいうと「壁や床、天井の表面から内側の部分が専有部分」となります。
→ 「表面から内側」ということがポイントです!
例えば、リビングと隣室の仕切り壁は専有部分の壁になります。
共用部分の壁とは?
先に説明した専有部分の壁以外は共用部分の壁となります。
「壁や床、天井の表面から内側の部分が専有部分」なら「壁や床、天井の表面から外側(厳密にはコンクリートの内側)は共用部分」です。
例えば、ベランダや廊下に面している壁も共用部分となります。
あまり知られていませんが、ベランダについては、共用部分を専用に使う権利があるというだけで専有部分ではありません。
さらに「隣の住戸との間の壁」は戸境壁と呼ばれ、この戸境壁も共用部分の壁となります。
私が壁掛けテレビを諦めたのは、設置したい場所(壁)が戸境壁だったのが理由です。
壁掛けテレビを設置する壁の種類(専有・共用)に注意
もし、設置場所が専有スペース内にある壁であれば、問題なく壁掛けテレビを設置することが出来ます。
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しかし、設置場所が共用部分の壁であれば、基本的には設置を断念するしかありません。
仮に管理会社に設置工事の許可を取ろうとしても、耐震性や構造上の問題が起こる可能性があることを理由に許可されないことがほとんどです。
特に戸境壁であれば、隣人とのトラブルにまで発展する可能性があるので注意が必要です。
【最後に】どうしても壁掛けが諦められない方へ
もし、どうしても壁掛けを行いたいという場合は、「テレビ専用の壁よせスタンド」の設置を検討してみてください。
壁よせスタンドなら壁の種類に関係なくテレビを設置することが出来ます。
「壁寄せスタンド」も壁掛け同様に、部屋をスッキリした見た目にすることができることから、壁にテレビを設置することが出来ない賃貸住宅に住んでいる方を中心に人気が広がっています。
壁掛けテレビ以上に設置も簡単ということも魅力です。
当ブログ内「壁掛けテレビのデメリットを解決する方法」でも詳しく紹介しています。